雨ニモマケズ

皆様ごきげんいかがお過ごしでしょうか?[#IMAGE|S43#]
狩集です。4月もあっという間に末になりましたね。[#IMAGE|S42#]
新しい環境に身をおかれている方にとっては尚早い月だったのではないでしょうか?
さて、いきなりですが下の詩を読んでみてください。
「雨ニモマケズ」
雨にも負けず
風にも負けず
雪にも夏の暑さにも負けぬ
丈夫な体を持ち、
決して怒らず、いつも静かに笑っている。
一日に玄米四合と味噌と少しの野菜を食べ
あらゆることを自分を勘定に入れずに、
よく見聞きし分かり、
そして忘れず
野原の松の林の陰の小さな藁ぶきの小屋にいて、
東に病気の子どもあれば、行って看病してやり、
西に疲れた母あれば、行ってその稲の束を負い、
南に死にそうな人あれば、行ってこわがらなくてもいいと言い、
北に喧嘩や訴訟があれば、つまらないからやめろと言い、
日照りのときは涙を流し、寒さの夏はおろおろ歩き、
みんなにでくのぼうと呼ばれ、褒められもせず、苦にもされず
そういう者に
私はなりたい

宮沢賢治「雨ニモマケズ」
このブログのタイトルでもある、宮沢賢治さんの「雨ニモマケズ」ですが、
「なんだしってるよ!」[#IMAGE|S21#]と思われたかもしれませんが、
恥ずかしながら私は名前こそ知っておりましたが、この詩をじっくり読んだことがありませんでした。[#IMAGE|S25#]先日この詩をじっくり読ませていただきましたところ、
「なんだこの人!なんて自己犠牲ができてなんと心から人のために生きてるんだ!」
と衝撃を受けました[#IMAGE|S71#][#IMAGE|S71#]
そして自分がどれだけ自己中心的に生きているかを思い知りました。[#IMAGE|S8#]
以前ある方から
「人間は自分の為には頑張れない、人の為にしか頑張れないんだよ。自分の為だけに頑張って成功したといわれている人は相当な強欲か単なるお金儲けが上手な人だよ。人間の本質はいいものだ。」
というお話を頂きました。
初めはこの言葉の意味がスッと理解できなかったのですが、
確かに自分の為であれば、やるも諦めるも自分次第、そしてその結果影響を受けるのも自分です。だから諦めるのは簡単なのです。[#IMAGE|S15#]
ただ、人を幸せにしたい!救ってあげたい!と心から思った瞬間に絶対諦められなくなる![#IMAGE|S22#]ということだと私は思いました。
ただ、本能的に欲から行動を起こす人間にとって、人の為に、周りの人であっても、まだ見ぬ、どのくらい先に生きる人なのかわからない、自分と出会わないかもしれない、という人の為に頑張るというのは非常に困難です。[#IMAGE|S21#]だからこそ宮沢賢治さんも詩の最後に「そういうものに私はなりたい」という理想を持ってこられたのではないでしょうか?[#IMAGE|S72#]
今やっている仕事がどれだけの人を幸せに、どれだけの人の笑顔を作りそれを、自分の幸せと感じられるか・・・そう自問しながら今やるべき事を取り組んでいきたいと思う次第です。そしていつの日か「そういう人に私もなりたい」です。[#IMAGE|S26#]
どうか皆様も「雨ニモマケズ」これからも頑張って生きていきましょう。[#IMAGE|S12#]
・・・すっかり熱い気持ちになってしまいました(笑)[#IMAGE|S12#]
さて、今回の私の担当は最後となりました。[#IMAGE|S40#]
また担当させていただける日を楽しみにしております![#IMAGE|S40#]
[#IMAGE|S56#]お読みいただきありがとうございました[#IMAGE|S56#]